2010年10月19日(火)サムエル下21章 イスラエルの灯を消さぬ奉仕


しかし、ツェルヤの子アビシャイは、ダビデを助けてこのペリシテ人を打ち殺した。それ以来、ダビデの家来たちはダビデに誓わせた。「以後、我々と共に戦いに出てはなりません。イスラエルの灯を消さぬよう心掛けてください。」(サムエル下21:17)

 ペリシテとの戦いで、ダビデは「疲れていた」(15節)とあります。すると、ダビデの家来たちは、「イスラエルの灯を消さ」ないために、今後はダビデは戦いに出ないようにと進言しました。ダビデはそれを聞き入れ、戦いを家臣に任せました。すると、彼らがペリシテの英雄を倒したのです(18〜21節)。

 ダビデは、偉大な王でありましたが、若いときと同じ活躍はもはや期待できません。しかし、王の弱さのなかにあっても、家臣たちが頑張りました。ですから、危機のなかにあって勝利を得た栄誉は、ダビデひとりに帰されるべきものではありません。

 ここで、ダビデが「イスラエルの灯」と呼ばれていることが、注意をひきます。人間ダビデの灯が消える日は、いつか必ず、訪れるに違いありません。また、これまで教会を指導してくださった方々の高齢化は避けることができません。しかし、神の民のなかにあっては、神が与えてくださる灯は輝き続けます。キリストご自身が、私たちの灯となってくださって。