2011年1月1日(土)詩編47編 主はいと高き神、偉大な王


すべての民よ、手を打ち鳴らせ。
神に向かって喜び歌い、叫びをあげよ。
主はいと高き神、畏るべき方
全地に君臨される偉大な王。(詩編47:2-3)

 新しい年を迎えてトランペットがエルサレムの神殿で吹き鳴らされる前に、この詩編が七回繰り返し歌われていたそうです。

 イスラエルのただ中にいます「主」は、同時に全世界と人びとの動きをも統治される「いと高き神・偉大な王」です。諸国の上に君臨される王(9節)です。諸国の民から自由の民が、この王の下に集められます(10節)。

 イスラエルは、この王の特別な庇護を受けています。受け継ぐべき土地が選ばれ、定められています(5節)。この王は、本来なら見向きもされない者を、胸ときめかし息はずませて、愛してくださる方。貧弱で無用な者を、「御自分の宝」(申7章6、7節)として選んでくださる方です。

 イスラエルは、現実は苦しみの中にあっても、この王の支配下に生きる祝福が約束されている幸いを、新年に噛みしめました。すべての民が手を叩いて喜ぶことに先立って、この王に賛美を献げました。私たちもこの王に心からの賛美を献げて、今年を始めましょう。