2011年2月14日(月)列王上6章 真の主の神殿


もしあなたがわたしの掟に従って歩み、わたしの法を実行し、わたしのどの戒めにも従って歩むなら、…わたしはイスラエルの人々の中に住み、わが民イスラエルを見捨てることはない。(列王上6:12-13)

 ソロモンはイスラエルの王位に就いて四年目に主の神殿建築に着手しました。神殿建築に当たって使用される石は、石切場でよく準備された石を用いたので、工事は、槌、つるはし等、鉄の道具の音が全く聞こえない、静寂の中で進められました(7節)。まさに神の住まわれる宮を建てるにふさわしい環境でした。神殿は、長さ、高さ、幅ともに細部にわたるまで、主なる神が指定されたとおりに建てられ、完成まで七年を要しました。

 しかし、いくら神殿を完成させても、そこに主が臨在されなければ意味がありません。大切なことは、神殿に集う民が、神の民として、掟に従って歩み、律法に忠実であることです。そうであってこそ、主なる神は、イスラエルの人びとのなかに、民の心のなかに豊かに臨在してくださるのです。

 主は今も、聖霊において、生ける真の主の神殿として私たち一人一人の心にお住まいになっています。私たちこそが、真の主の神殿なのです。この事実を、畏れを持って受け止めましょう。