2011年2月22日(火)列王上10章 奇跡の知恵


女王は王に言った。「…あなたをイスラエルの王位につけることをお望みになったあなたの神、主はたたえられますように。主はとこしえにイスラエルを愛し、あなたを王とし、公正と正義を行わせられるからです。」(列王上10:6,9)

 ソロモンの知恵と繁栄に関するうわさは、遠い異国、シェバにまで及んでいました。その名声を聞いて、女王はついに、自らその真偽を確かめに行かずにはいられなくなったのです。

 女王は、エルサレムにやってきました。そして、ソロモンに予め考えておいた全ての質問を投げかけました。ソロモンはその全てに答えました。さらに、女王は、神殿をはじめ、家臣の態度や食卓に並んだ料理の品じなを見て、息も止まるような思いになりました。ソロモンの繁栄は、知恵によるものであり、その知恵は、まさに奇跡といえるほどのものでした。

 女王は、その知恵の背後に、他の民族の神がみとは異なる、主なる神の存在を見たのです。知恵は、主から恵みとして与えられるものです。ですから、真の知恵者、賢者とは、その知恵の源である生ける真の神、主を覚え、畏れる者であるはずです。私たちも、まず主を畏れる生活を大切にして、本当の意味で、知恵深い者となりたいものです。