2011年3月13日(日)箴言16章 人の計画と神の備え


人間の心は自分の道を計画する。
主が一歩一歩を備えてくださる。(箴言16:9)

 私たちは、自分の計画に従って歩みます。しかし、そこには、必ず中断があり、挫折があります。そのとき、その躓きをどう受け止めるでしょうか。

 兄たちの悪しき計画にはまり、エジプトに売り渡されたヨセフは、後に家族を救うことになりました。彼は、赦しを請う兄たちの前で、このように告白します。「あなたがたはわたしに悪をたくらみましたが、神はそれを善に変え、多くの民の命を救うために、今日のようにしてくださったのです」(創50章20節)。

 神は、私たちの過ちをも越えて、ご自身の救いの計画に従ってこの歴史を導いておられます。そのなかに私たちは置かれています。

 「あなたの業を主にゆだねれば、計らうことは固く立つ」(3節)。主のご計画の中に生かされていることを信じ、委ねることができる人生は、何と幸いなことでしょう。

 「人間の心は自分の道を計画する」、しかし、主のみが「一歩一歩を備えてくださる」のです。