2011年4月8日(金)1コリント16章 主の仕事をしている人にエールを


テモテがそちらに着いたら、あなたがたのところで心配なく過ごせるようお世話ください。わたしと同様、彼は主の仕事をしているのです。だれも彼をないがしろにしてはならない。(1コリント16:10-11)

 テモテは、三代目のキリスト者であり、賜物も豊かでしたが、年齢が低くて、当然、人生経験も浅かったのでしょう。さらに、パウロは、彼の健康を案じていますので、病気がちだったのかもしれません。コリント教会のように知識や社会的身分を誇る教会は、テモテを見下す傾向にあったようです。

 コリント教会の内情を分かっていたパウロは、同じキリストの苦しみに生きる若き牧者を助けようと、「だれも彼をないがしろにしてはならない」と書き送ります。テモテは、先輩牧者のこの配慮に、どんなに救われたことでしょうか。また、コリント教会は、テモテが主の仕事をしていることに目を留め、彼に協力するならば、豊かな祝福を受けることになります。

 牧師は、誰でも弱さを抱えており、社会経験豊かなこの世の知恵者と比べられるなら、見劣りするかもしれません。しかし、牧師が主の仕事をしていることに目を留める群れが、教会です。牧師と信徒との健全な信頼関係のなかで、教会は主の祝福に与ります。