2011年4月17日(日)ヨハネ1章 受難週 世の罪を取り除く神の小羊


その翌日、ヨハネは、自分の方へイエスが来られるのを見て言った。「見よ、世の罪を取り除く神の小羊だ。」(ヨハネ1:29)

 今日から受難週です。今週は、主イエスの受難を物語る聖書に聴き、主が歩まれた苦難の生涯を心に刻みたいと思います。

 洗礼者ヨハネが主イエスに出会ったとき、「見よ、世の罪を取り除く神の小羊だ」と言いました。ここに神がくださった救いが示されています。神は私たちを罪と滅びから救うために、主イエスの命を犠牲にされました。罪を犯した私たちが償いをするのではありません。罪なき主イエスが有罪とされ、身代わりに償いをされるのです。それが十字架刑であり、主はいけにえの小羊として神の刑罰を受けられました。それにより人間の罪は完全に取り除かれたのです。

 ですから私たちは、主を信じるなら、自分の罪や弱さのなかにあっても、希望を失うことはありません。主イエスのゆえに、神の全き赦しのなかに自分を見出すからです。そして、主イエスが命を捨てられたことによって勝ち取ってくださった祝福に与ることができます。受難週の恵みに感謝して、主の偉大な犠牲に目を注ぎましょう。