2011年5月7日(土)マタイ19章 神が結び合わせてくださった絆


「だから、二人はもはや別々ではなく、一体である。従って、神が結び合わせてくださったものを、人は離してはならない。」(マタイ19:6)

 3節でファリサイ派の人びとが「何か理由があれば、夫が妻を離縁することは、律法に適っているでしょうか」と問うています。夫が自分の望むように妻を離縁できることを願って、こう質問したのかもしれません。しかし、主イエスは、それに対して、むしろ、神が二人を一体となるほどに結び合わせてくださった事実をお語りになります。

 私たちは、しばしば神がなさった御業を忘れがちです。ファリサイ派の人びとは、自分自身の頑な思いからそのことを否定しようとしました。強いつながりのある夫婦間においては、何よりも神によって結び合わされた恵みを覚え続けることが必要です。

 自分たちの考えで結婚や離婚を判断できる、と言われているのではありません。主イエスは、男と女が神によって結び合わされたことの喜びをお語りになるのです。最初の人アダムはそのことを心から喜びました。結び合わせてくださった主の恵みを喜び、結婚の絆を大切に歩みましょう。