2011年5月13日(金)マタイ21章 真に賛美されるべきお方


祭司長たちや律法学者たちは、…イエスに言った。「子供たちが何と言っているか、聞こえるか。」イエスは言われた。「聞こえる。あなたたちこそ、『幼子や乳飲み子の口に、あなたは賛美を歌わせた』という言葉をまだ読んだことがないのか。」(マタイ21:15-16)

 子供たちの叫びは、「ダビデの子にホサナ」でした。ダビデの子とは、人びとが待ち望んだメシアを指す言葉です。また、ホサナとは「私たちを救ってください」という意味です。子供たちが、群衆と一緒になって主を賛美しました。

 これは、詩編8編が指し示した光景です。天に輝く神の威光が、幼子、乳飲み子の口によって讃えられ、神に刃向かう者は幼子の築く賛美の砦を攻略することはできません。確かに、祭司長や律法学者は、子供たちの賛美を止めることができずにいます。

 また、賛美されている主イエスご自身は、荷を負う子ろばに乗っておられます。大人の目には、威厳も美しさもありません。「幼子や乳飲み子」のような心だけが、子ろばに乗る救い主を賛美することができます。

 へりくだった信仰だけが、十字架に向かう主の姿に、救いを見ます。見た目では決して分からない、救い主の姿がここにあります。その救いに招かれていることを感謝し、今日も主を賛美しましょう。