2011年5月19日(木)マタイ23章 仕える者になりなさい


あなたがたのうちでいちばん偉い人は、仕える者になりなさい。だれでも高ぶる者は低くされ、へりくだる者は高められる。(マタイ23:11-12)

 他の人より偉くなりたい、偉い人、敬虔な人のように見せたいと思うのは、ファリサイ派の人びとだけでなく、すべての人間の本性かもしれません。主イエスは、そのような姿勢、見せかけの行いを厳しく批判されました。彼らの行いを見倣ってはいけない、と警告しておられます。

 主イエスは、むしろ「仕える者になりなさい」と教え、自らそれを実践されました。主イエスご自身、罪と死の奴隷になっている人間を解放するために(ヘブ2章14、15節)、神の身分でありながら、高ぶることなく、私たちと同じ血と肉を備える者になられました。へりくだって、罪人たちの反抗を忍び、十字架の恥をもいとわず、死に至るまで、父なる神に従順に仕えられました。

 僕としての主の姿、つまり、主の振る舞いこそ、謙そんの模範です。神は、そのイエスを高く上げられました(フィリ2章9〜11節)。私たちは、この主イエス・キリストを、唯一のまことの教師として歩みます(10節)。