2011年7月19日(火)列王下15章 試練を通して信仰に導かれる主


そのころから、主はアラムの王レツィンとレマルヤの子ペカをユダに差し向け、これを攻めさせられた。(列王下15:37)

 父アザルヤ(ウジヤ)が重い皮膚病により隔離されたため、ヨタムが摂政として国政を委ねられます。ヨタムの治世の大半は、アザルヤとの共同統治で、父の死後、王位を継ぎます。そのころから、主はアラムの王レツィンと北イスラエルの王ペカをユダ王国に差し向け、これを攻めさせられたのでした(37節)。

 そしてこの攻撃と脅威は、ヨタムの子アハズの時代に本格化し、ユダ王国は存亡の危機にさらされることになります。神は、なぜそのような困難をヨタムとユダ王国に与えられたのでしょうか。それは、ある意味において、ユダ王国に与えられた信仰の試練です。それによって、ユダ王国が、いっそうしっかりと主なる神を見上げて信頼するようになるためでした。

 また、ヨタムの背後には、預言者イザヤがいたことを忘れてはなりません。イザヤは「ウジヤ王が死んだ年」から預言していました(イザ6章1節)。ヨタムが主なる神への信仰に堅く立つことができたのは、そのためです。試練の中で御言葉に聞いて信仰に堅く立ちましょう。