2011年7月21日(木)使徒6章 祈りと御言葉の奉仕への専念


「あなたがたの中から、”霊”と知恵に満ちた評判の良い人を七人選びなさい。彼らにその仕事を任せよう。わたしたちは、祈りと御言葉の奉仕に専念することにします。」(使徒6:3-4)

 「日々の分配のこと」(1節)は、重要な課題でした。しかし、そのために神の言葉がないがしろにされるとすれば、教会にとっては相応しくありません。そこで、使徒たちは「祈りと御言葉の奉仕に専念する」ために、「信仰と聖霊に満ちている人」(5節)を選び、分配の仕事を任せました。その結果、「神の言葉はますます広まり」(7節)とあります。

 選ばれた人たちは、どこからか探してきたのではなく、「あなたがたの中から」、つまりその教会に集う人びとの中から選ばれました。その働きをなす人を自分たちの中から選ぶことによって、教会の一致と施しの業は神の言葉の広がりへとつながっていくのです。

 伝道の進展は、外部に働きかける力によるだけでなく、内部を整える働きを通してもなされます。ここに記されているほど立派な人は、たくさんいる訳ではないでしょう。しかし、どこの教会にも、皆から選ばれる主の仕え人が必要です。群れの中から選ばれる教会役員のために祈りましょう。