2011年8月25日(木)使徒18章 わたしの民が大勢いる


ある夜のこと、主は幻の中でパウロにこう言われた。「恐れるな。語り続けよ。黙っているな。わたしがあなたと共にいる。だから、あなたを襲って危害を加える者はない。この町には、わたしの民が大勢いるからだ。」(使徒18:9-10)

 パウロは、コリントの町でも、まず、ユダヤ人の会堂で御言葉を語ります。しかし、彼らは、激しく反抗しました。

 私たちは今、どれだけ案内しても少しも関心を示さず、教会に足を運ばない多くの人びとを前にしています。その町を容易に離れることができない状況の中で、そのような人びとへの働きかけをやめてしまおうか、という誘惑に駆られることがあるかもしれません。

 ある夜、主は幻の中でパウロを励まされました。主はくじけそうになる私たちに、「わたしがあなたと共にいる」とおっしゃって、力づけてくださいます。これは、すでにマタイ28章20節で、伝えてくださっていた言葉です。そのことをもう一度思い起こさせてくださるのです。

 神ご自身が、教会と伝道に最大の関心を持っておられます。そもそも私たちが神の民を起こすのではなく、主が民を教会へと招かれます。私たちの町にも、まだ見ぬ神の民が大勢、備えられています。恐れることはありません。