2012年1月24日(火)ヨシュア9章 主の御心を問う


男たちは彼らの食糧を受け取ったが、主の指示を求めなかった。ヨシュアは彼らと和を講じ、命を保障する協定を結び、共同体の指導者たちもその誓いに加わった。(ヨシュア9:14-15)

 何か事柄を決めようとするときに、私たちは性急に、自分の判断で事を行おうとすることがあります。私たちは、主の御心は何かを落ち着いて考えることをしないまま、結果を早く出そうとするのです。主の御心を尋ね求めるべきだったと後になって考えることが、多いのではないでしょうか。

 9章には、ギブオンの住民が、自分たちが滅ぼされることがないように、計略を用いたことが記されています。彼らは、近くに住んでいながら、さも遠くに住んでいる者であるかのように変装し、協定を結ぼうとしたのでした。これを聞いたイスラエルの民は、彼らの話を受け入れ、主の指示を仰ぎませんでした。そして、ヨシュアは彼らと和を講じ、協定を結んだのです。このとき、イスラエルの民に裁きの御手がくだらなかったのは、ただ主の憐れみのゆえです。

 私たちは、目の前の事柄を、主の御言葉によって吟味しないまま、解決しようとしがちです。しかし、私たちに求められるのは、常にまず先に、主の御心を問うことです。