2012年1月29日(日)詩編120編 苦難の中から


苦難の中から主を呼ぶと
主はわたしに答えてくださった。(詩編120:1)

 119編の長い詩編を読み終えると、120編から「都に上る歌」がしばらく続きます。エルサレムの神殿に向かう、旧約時代の民の礼拝風景を想像します。今日、私たちは、主の日ごとに、都上りの歌ごころを持って教会に向かいます。世界中どこでも、教会は、地上の神の国の都です。

 詩人のように、苦難の中から呼んでいた私たちに、主は答えてくださいます。キリストにある罪の赦しにおいて、神は招きの言葉をくださいます。それで私たちは一週間の罪を進んで告白し、神だけがおできになる赦しの宣言をいただき、神との平和を得ます。

 礼拝ではキリストの復活の力にあずかって活力をいただきます。新たな一週間も、平和を造り出す善き業に励んで御栄えをあらわすため、この世に派遣されます。

 この世には闘いが、特に人間関係で苦難があります。キリストにある平和を造り出そうとして、かえって攻撃されることがあります。「主よ、わたしの魂を助け出してください」と祈りましょう。