2012年2月4日(土)ヨハネ15章 主イエスはまことのぶどうの木


「わたしはぶどうの木、あなたがたはその枝である。人がわたしにつながっており、わたしもその人につながっていれば、その人は豊かに実を結ぶ。わたしを離れては、あなたがたは何もできないからである。」(ヨハネ15:5)

 ぶどうは、古くからイスラエルで栽培されてきました。ぶどうの実りは神の祝福のあかしです。そのぶどうにたとえて、主イエスは弟子たちとご自身との関係を示しておられます。主イエスはぶどうの木、父なる神は農夫です。主イエスに繋がれば、「あなたがた」は必ず実を結びます。

 しかし、実を結ばない枝もあります。農夫は実を結ばせるために、剪定して手入れをします。日当たりを良くし、害虫を駆除し、あるいは嵐で枝が傷つけば、栄養の通りを良くするため、必要な手当てもするでしょう。

 こうしてぶどうの枝に、木から豊かな栄養が行き渡ります。すると豊かな実がなります。豊かな栄養は、キリスト者にとって、御言葉、つまり聖書朗読や説教に置き換えることができるでしょう。洗礼や聖餐の礼典と考えることも可能です。さらに豊かな栄養は、祈りです。主イエスとの結合は、溢れるほどの栄養となって、ぶどうの木を養い、実りを与えます。固く主に繋がって歩みましょう。