2012年2月19日(日)箴言21章 主は心の中を測られる


人間の道は自分の目に正しく見える。
主は心の中を測られる。(箴言21:2)

 「耳を植えた方に聞こえないとでもいうのか。目を造った方に見えないとでもいうのか」(詩94編9節)とか、「人は目に映ることを見るが、主は心によって見る」(サム上16章7節)という御言葉のとおり、主は人の心の中を測られます。

 パウロは「むさぼるな」という第十戒は守れないと告白しています(ロマ7章8節)。なぜなら、第十戒は人の心の動機を問題にするからです。アダムの子孫である限り、人は神の前に自己中心の思いを消すことができません。だからこそ、キリストの働きが不可欠になります。自己の悪しき思いを十字架につけて、かわりにキリストの義と聖を受け取り、新しく再創造されることが必要です。

 古い契約にかわる新しい契約の時代は、神が人の心に神の言葉を刻印される時代です。そのためにキリストは働き、聖霊なる神は活動しておられます。聖霊は、私たちの内に神のかたちを回復し、真理と聖と義を備えた「新しい人間」を創造してくださるのです。