2012年2月27日(月)ミカ7章 主を仰ぎ見る


あなたのような神がほかにあろうか
咎を除き、罪を赦される神が。
神は御自分の嗣業の民の残りの者に
いつまでも怒りを保たれることはない
神は慈しみを喜ばれるゆえに。(ミカ7:18)

 現状には何の希望も見出せないという状況があるかもしれません。しかし、そのようなときであっても、預言者ミカは主の恵みの御業を仰ぎ見ます。

 「ミカ」という名前には、「誰が主(ヤハウェ)のような方であろうか」という意味があります。その名が告げているとおり、主なる神のようなお方をほかに見出すことはできません。この主は何よりも、私たちの咎を除き、罪を赦されることにおいて、並ぶもののないお方です。御子において私たちのための贖罪の御業を成し遂げてくださる神であり、「いつまでも怒りを保たれることはない」お方です。このような神は、ほかにはおられません。

 私たちは、苦しく困難な状況のなかでも、主の恵みの御業を仰ぎ見たいものです。主は必ず私たちの祈りを聞き上げてくださいます。どのような状況の中でも、慈しみの主が共にいてくださいますから、私たちは感謝の心をもって、希望へと向かって歩み続けることが許されるのです。