2012年5月28日(月)使徒2章(2) 約束された聖霊が注がれる


「神はこのイエスを復活させられたのです。わたしたちは皆、そのことの証人です。それで、イエスは神の右に上げられ、約束された聖霊を御父から受けて注いでくださいました。あなたがたは、今このことを見聞きしているのです。」(使徒2:32-33)

 2章の前半にペンテコステの出来事が記されています。さらに続いてペトロの力強い説教が14節以下に記されています。かつて主イエスを否認してしまったペトロが、なぜそこまで語ることができたのでしょうか。福音書に記されているように、確かにペトロは復活の主イエスと出会いました。そして、復活の主から「わたしの羊を飼いなさい」、「わたしに従いなさい」(ヨハ21章17、19節)との励ましを受けました。

 けれども、それだけでペトロは、主の証人となったのではありません。聖霊が注がれ、聖霊が語らせてくださったからこそ、ペトロは復活の証人として立つことができたのです。それはペトロに限ったことではありません。

 私たちはこの肉の目で主イエス・キリストを見たことはありません。しかし、そのような私たちにも聖霊が注がれて、主の証人とされます。ペトロのように説教をすることはないかもしれません。けれども、私たちは私たちの生活の場で主に用いていただけます。