2012年5月30日(水)使徒4章 聖霊に満たされて


祈りが終わると、一同の集まっていた場所が揺れ動き、皆、聖霊に満たされて、大胆に神の言葉を語りだした。(使徒4:31)

 父なる神、子なる神に比べて、聖霊なる神はわかりにくい、という声を聞きます。聖霊は、ご自分だけの単独行動をなさらないので、わかりにくいのかもしれません。聖霊は、父なる神や御子イエス・キリストと共に働かれ、また、人の働きを通して働かれます。

 聖霊は私たちと共におられる、ということがはっきりとわかるのは、神の言葉が語られ、またそれが、神の言葉として聞かれるときではないでしょうか。聖霊は、御言葉を用いて、自らの働きを明らかにされます。

 使徒たちは激しい迫害に遭っても、神の言葉を語ることをやめませんでした。それは彼らが特別に強靭だったからと言うのではありません。厳しい状況であればあるほど、大胆に神の言葉を語ることができるようにと祈りました。祈りにより聖霊に満たされて、彼らは「大胆に神の言葉を語りだした」のです。

 神の言葉の語られるところには、必ず祈りが伴います。まさにそこが、聖霊に満たされて、主の証しの場となっていくのです。