2012年6月24日(日)詩編132編 彼らの子らも永遠に


主はダビデに誓われました。
それはまこと。
思い返されることはありません。
「あなたのもうけた子らの中から
王座を継ぐ者を定める。
あなたの子らがわたしの契約と
わたしが教える定めを守るなら
彼らの子らも、永遠に
あなたの王座につく者となる。」(詩編132:11-12)

 この詩編は、天の都に上るような思いにさせてくれます。心が高ぶっていては、それはできませんから、詩人は「ダビデがいかに謙虚にふるまったか」(1節)と始めます。

 神がダビデに与えられたのは、「あなたの身から出る子孫に跡を継がせ、その王国を揺るぎないものとする」(サム下7章12節)という約束でした。ここから、永遠の王座につく者を「ダビデの子」と呼ぶメシア称号が出てきました。

 しかし、この詩編は、「王座を継ぐ者」といっしょに「王座につく者」たちにも言及しています。「ダビデの子」イエス・キリストを受け入れて、神の子らとされる者たちです。「言(キリスト)は、自分を受け入れた人、その名を信じる人々には神の子となる資格を与えた」(ヨハ1章12節)と言われています。

 神の子とされるのは、神の契約と教えと定めを守ることによってです。地上の教会で「御言葉と礼典と祈り」という、恵みの手段を受け続けることが大切です。礼拝で天の都を目指しましょう。