2012年6月25日(月)ネヘミヤ13章 神の民の生活を再建する


わたしの神よ、それゆえわたしを心に留め、神殿とその務めのために示した、わたしの真心を消し去らないでください。(ネヘミヤ13:14)

 ネヘミヤは、12年間、ユダの長官としてイスラエルを指導した後、王のもとに戻りました。しかし、人びとの生活は、ネヘミヤがいなくなると、神の律法から離れていきました。異教民族との結婚によって異教的習慣の影響を受け、安息日にも働くようになりました。エルサレムの城壁を再建するために必要であった期間はわずか52日間でしたが、神の民としての生活再建には12年間の指導でも十分ではありませんでした。

 ネヘミヤは、再びエルサレムに戻り、人びとを厳しく指導します。神の民の礼拝生活を回復させるためです。それぞれの改革について記された後、その一つ一つにネヘミヤの祈りの言葉が付されています。その改革に込められた彼の真心を無に帰させないように、主ご自身がお働きくださることを願っているのです。建てられた城壁が簡単に崩れることはありませんが、神の民としての歩みは崩れやすいものです。知恵を尽くして歩みを整えると共に、主がお働きくださるよう祈り求めましょう。