2012年7月1日(日)詩編133編 なんという恵み、なんという喜び


見よ、兄弟が共に座っている。
なんという恵み、なんという喜び。
かぐわしい油が頭に注がれ、ひげに滴り
衣の襟に垂れるアロンのひげに滴り
ヘルモンにおく露のように
シオンの山々に滴り落ちる。
シオンで、主は布告された
祝福と、とこしえの命を。(詩編133:1-3)

 「見よ、兄弟が共に座っている。なんという恵み、なんという喜び。」兄弟姉妹と共に神を喜ぶことこそ、まさに、人のおもな目的です(ウ小教理問答一)。その喜びは、共に集う礼拝の中で、賛美や感謝となって表れます。

 しかし、人間の罪がそれをできなくしてしまいました。そこでまず、私たちは、神がくださる救いを受けねばなりません。旧約時代には頭に油注がれた祭司が罪のための執り成しをしましたが、今やイエス・キリストを通して神は救いを実現されました。

 礼拝の祝福を、「ヘルモンにおく露のようにシオンの山々に滴り落ちる」と歌っています。エルサレム神殿のあるシオンの山全体に、神の祝福が降り注ぐようです。

 今、私たちは、教会で、同じ思いに満たされます。キリストにある罪の赦しにおいて、主は祝福と永遠の命を布告されました。

 キリストを中心に、神の家族とされた兄弟姉妹が集っている礼拝は、「なんという恵み、なんという喜び」でしょう。