2012年9月5日(水)歴代上17-20章 私たちは神の家、神の国の民


わたしは彼をとこしえにわたしの家とわたしの王国の中に立てる。彼の王座はとこしえに堅く据えられる。(歴代上17:14)

 神は、旧約時代にイスラエルの民の中に住まれ、イスラエルをご自身の王国とされました。そして、ダビデが神のために家を建てると言ったとき、神は、わたしが「あなたのために家を建てる」(17章10節)と語り、ダビデとその子孫を王とされ、イスラエルの民を恵みの内に支配されました。

 のちに、ダビデの子孫として生まれたイエスは、「神の国(王国)が近づいた」と告げ、私たちの間に神の国をもたらしてくださいました。神は、今、イエスを「主」と信じるすべての人を神の国に入れてくださいます。教会に集う私たちは、イエスが十字架の死によって打ち建て、王となられた「神の国の現れ」、神の家なのです。「キリストは、御子として神の家を忠実に治められ…わたしたちこそ神の家なのです」(ヘブ3章6節)。

 私たちは今、神の王国に入れられ、神の家族とされています。これこそが、ダビデ契約に基づく、神の恵みの御業です。神の家族として、神の国の現れである教会で、共に礼拝し、共に神に仕えます。