2012年9月6日(木)ルカ17章 神への応答


「『夕食の用意をしてくれ。…お前はその後で食事をしなさい。』…命じられたことを果たしたからといって、主人は僕に感謝するだろうか。あなたがたも同じことだ。自分に命じられたことをみな果たしたら、『わたしどもは取るに足りない僕です。しなければならないことをしただけです』と言いなさい。」(ルカ17:8-10)

 17章は、後半の「神の国が来る」ことへの備えとして、前半で今しばらくの地上での私たちの生き方が記されています。神の恵みに対する私たちの応答と、キリスト者の信仰生活のことです。どのような応答があるのでしょうか。主に赦された者として兄弟の罪を赦す(3、4節)、神への感謝(9、16節)、賛美(15、18節)、奉仕(10節)などで、神の恵みに応えて生きていきます。

 私たちはこの世での飲み食い(27節)とはまったく違った、神の国での食卓に招かれています。しかも何の光栄か、その夕食が始まる前に、夕食の用意をするようにと、その奉仕にも召されているのです。キリスト者は神に奉仕するために救われ、召されているのです。もちろんこれは、さもしい奴隷根性でするのではありません。また神の国に入るための点数稼ぎでもありません。神に仕えていくことが、何よりも喜びであり、光栄なのです。「私どもは取るに足りない僕です。しなければならないことをしただけです。」