2012年9月14日(金)ルカ21章 解放の時は近い


「このようなことが起こり始めたら、身を起こして頭を上げなさい。あなたがたの解放の時が近いからだ。」(ルカ21:28)

 主イエスは十字架の死を目前にして、終末についての教えを語られました。世の終わりには多くの前兆があります。信仰者が避けることのできない苦難や信仰の戦いがあります。人知を超えたスケールの天変地異も起こります。

 私たちの心構えとして、主は私たちに、「忍耐によって、あなたがたは命をかち取りなさい」(19節)、「いつも目を覚まして祈りなさい」(36節)と教えられました。それは忍耐の暁に、私たちが人の子、主イエスの前に立つことができるためです。

 日本キリスト改革派教会は創立60周年を記念して、「終末の希望についての信仰の宣言」を公にしました。ルカによる福音書21章と共に、この宣言全体を読み直してみました。そこで教えられたことは、終末論は希望の教えであるということでした。主の救いが完成し、そこに私たちが招き入れられるのです。さまざまの前兆や苦難も、完全な救いへと至る一里塚です。希望の中に、凛としてこの時を過ごしましょう。