2012年9月26日(水)雅歌2章 恋しい人は家の外に立つ


恋しい人の声が聞こえます。
山を越え、丘を跳んでやって来ます。
恋しい人はかもしかのよう
若い雄鹿のようです。
ごらんなさい、もう家の外に立って
窓からうかがい
格子の外からのぞいています。…
恋しいあの人はわたしのもの
わたしはあの人のもの
ゆりの中で群れを飼っている人のもの。(雅歌2:8-9,16)

 ここでは、主の方が、ご自分の民イスラエルに会うために行動されていることが、語られています。主が、イスラエルに走り寄り、恋する若者のようにドアの外に立ち、彼女に向かって出ておいで、と懇願します。

 復活の主が語られました。「見よ、わたしは戸口に立って、たたいている。だれかわたしの声を聞いて戸を開ける者があれば、わたしは中に入ってその者と共に食事をし、彼もまた、わたしと共に食事をするであろう」(黙3章20節)と。

 古代の聖書学者は、「教会はまずキリストをその声によってのみ認識する。というのは、彼はまず預言者たちによってその声を伝えるからである。…そしてしばらくの間、花嫁つまり教会は、彼の声だけを聞いていた。…時が来て彼女がその目で彼を見るようになるまで」と語っています。

 主イエスが先に、私たちに向かって、まるで愛する者を呼びに来るように、私たちに近づいてくださいます。その声を聞いたなら、喜んで扉を開けて迎えましょう。