2012年10月15日(月)歴代下5-7章 祈りの家の完成


あなたはお住まいである天からその祈りと願いに耳を傾け、裁きを行い、あなたに罪を犯した民を赦してください。わが神よ、この所でささげる祈りに目を向け、耳を傾けてください。(歴代下6:39-40)

 主の神殿がエルサレムの丘に建てられると、イスラエルの全会衆は神の御前で壮大な礼拝をささげました。たくさんの犠牲の動物が祭壇に運ばれ、契約の箱が神殿の奥にある至聖所に安置されました。レビ人の楽団による賛美がささげられると、主の臨在を示す雲が神殿に立ち込め、主の栄光がそこに留まりました。

 ソロモンは民を代表して神に祈ります。神が父ダビデへの約束を守ってくださったことへの感謝。今後もその約束を守り続けてくださるように、また、神殿に絶えず目を注ぎ、そこでささげられる民の祈りを聞き上げてくださるように、という願い。ソロモンが特に願ったのは、主が祈りに応えて、罪の赦しが与えられることでした。

 主は、その祈りに対してはっきりと「罪の赦し」を約束されます。それは、私たちキリスト者に与えられています。キリストは、神殿崩壊後、ご自分の復活の体を教会となし、「祈りの家」である教会を通して、罪の赦しを宣言してくださいます。