2012年11月3日(土)黙示録6章 静かに待つように


「真実で聖なる主よ、いつまで裁きを行わず、地に住む者にわたしたちの血の復讐をなさらないのですか。」すると、その一人一人に、白い衣が与えられ、…仲間の僕である者たちの数が満ちるまで、なお、しばらく静かに待つようにと告げられた。(黙示録6:10-11)

 小羊は第五の封印を解きます。第一から第四まで馬の災いによって多くの者が殺されます。外国軍の侵略と内乱、殺し合い、飢饉や疾病などの災いのなかで、信仰ゆえの殉教が起こります。

 災いのなかでも目ざとく対応できる人もいます。戦争でもうまく立ち回る人、経済的な危機のなかでも逆に儲ける人もいます。それがこの世の子らです。

 そのなかで、神の子たちは真実に信仰に生きて、皇帝礼拝を拒絶し殉教しました。信仰者であるがゆえに、悪事に加担できません。これらの殉教者の魂は今、天にある祭壇の下に迎えられていますが、叫ばずにおられません。「いつまで裁きを行わないのですか」と。殉教者の魂は、神の正義の回復を叫び求めています。

 彼らには勝利の印である「白い衣」が与えられ、「なお、しばらく静かに待つように」と言い渡されます。待つことは敗北ではありません。神は、必ず義を回復してくださいます。その確信と希望を持って終末の時を待ちます。