2012年11月23日(金)黙示録14章 キリスト者の幸い


また、わたしは天からこう告げる声を聞いた。「書き記せ。『今から後、主に結ばれて死ぬ人は幸いである』と。」“霊”も言う。「然り。彼らは労苦を解かれて、安らぎを得る。その行いが報われるからである。」(黙示録14:13)

 天使は、大バビロンの倒壊と獣の刻印を持つ者たちへの決定的な裁きのメッセージを語った後に、キリスト者に呼びかけます。

 ヨハネは天からの声を記します。「書き記せ。『今から後、主に結ばれて死ぬ人は幸いである』と。」黙示録は殉教の危機にさらされている信徒に呼びかける牧会書簡です。この御言葉は、死と向き合う葬式でよく語られます。「死ぬ人」の中に自分を数え、その自分は幸いである、と読まねばなりません。

 「主に結ばれて」とは、キリストとの生命的結合関係を示す言葉です。信徒が死ぬときは、いつでもキリストの中で、キリストの御手の中で死ぬのです。キリストとの結合関係は死によっても絶たれません。だから幸いなのです。

 神の霊が、あなたの死は決して虚しい死ではない、あなたの人生、あなたの働きは神が見ている、数えている、報いてくださるのだと言われます。死の有様は人それぞれに異なります。たとえ殉教者の惨めな死に方でも、主の御手の中での死なのです。