2012年11月29日(木)黙示録16章 神を冒涜する人間


1タラントンの重さほどの大粒の雹が、天から人々の上に降った。人々は雹の害を受けたので、神を冒涜した。その被害があまりにも甚だしかったからである。(黙示録16:21)

 16章に神の怒りを盛った七つの鉢が記されています。そこで神はさらに1タラントンほどの「大粒の雹」を降らせます。「1タラントン」とは40キロほどの重さです。途方もない大きさの雹です。

 それでも、人の心は神には向きません。神の警告を読み取らず、神を冒涜し続けます。神の激しい怒りのぶどう酒の杯が注がれながらも、悔い改めようとしません。ますます心を閉ざすかたくなな人間の姿が、描かれています。

 怒り給う神は、恐れおののき、悔い改めて、神に立ち帰る者を待っておられます。罪に悩み、困ったとき、私たちは、キリストに寄りすがることができますので、神のところに逃れていきます。

 ヨナが宣教した時、ニネベの町の人は神の警告を聴き取りました。ところが、黙示録の中で示されるのは、神の厳しい裁きと警告にも悔い改めない人間です。終末の完成に至る前に、神に背く罪深さが、極限に達します。私たちは、神へと逃れ、神を待ちますので、人のかたくなさに絶望しません。