2012年12月2日(日)箴言29章 御言葉によって教え育てる


神に従う人は弱者の訴えを認める。
神に逆らう者はそれを認めず、理解しない。(箴言29:7)

 良きにつけ悪しきにつけ、下の者は上の者を見習うことになります。それだけ上に立つ者の責任は重大です。29章では上に立つ者(王・主人・親)の、下にある者(民・僕・子ども)への正しいあり方が問われています。

 上に立つ者が偽りの言葉に従うなら、下の者も神に背く者となり、王や主人に反逆し、親に逆らう者となってしまいます。そうすると国家や社会・教会・家庭は成り立ちません。また、箴言によれば、「神に従う人は弱者の訴えを認め」ます。神に従う者は、誰もが住みやすい社会のために労します。

 父なる神は、その子どもである私たちに憐れみ深く、熱い関心を払ってくださいます。弱者の訴えを聞いてくださいます。ですから、その神に従う肉の父は、当然、下にある者を深く配慮し、慈しみをかけます。

 今日、教会も家庭も神の仰せである御言葉に、まず親自らが聞き従うことが求められます。そこから、子どもたちを御言葉によって教え育てることが始まります。