2013年1月13日(日)詩編2編 主が真の王をお立てになる


なにゆえ、地上の王は構え、支配者は結束して
主に逆らい、主の油注がれた方に逆らうのか
…「聖なる山シオンで
わたしは自ら、王を即位させた。」(詩編2:2,6)

 主はダビデ王に、その王国がとこしえに続き、王座は堅く据えられる、と約束されました。それはダビデの信心深さや計画や努力によるものではなく、あくまでも主の御心でした。それゆえ、ダビデの王国は、神自らがその保護者であり、真の統治者でもあります。

 ダビデは一人の罪人に過ぎませんが、主はダビデをお選びになり、神の都シオン(エルサレム)で油を注いで王とされました。それゆえダビデに敵対し、逆らうことは主に敵対することでした。

 ところが、ダビデの後、国はやがて滅び、王家も落ちぶれてしまいます。しかし、真の王となるお方、地上の国ではない神の国の王となるべきお方が到来されました。イエス・キリストこそ、その方であり、ダビデにまさる永遠の王、詩編で歌われている油注がれた方(メシア)です。

 地上の支配者は、結束して主イエスに逆らいましたが、主のご計画は揺るぎませんでした。私たちはこの方を王として避け所として仰いでいます。これこそ真の幸いです。