2013年3月2日(土)マタイ24章 目を覚まして備えなさい


「その日、その時は、だれも知らない。天使たちも子も知らない。ただ、父だけがご存じである。…だから、あなたがたも用意していなさい。人の子は思いがけない時に来るからである。」(マタイ24:36,44)

 主イエスは、エルサレムの滅びと世の終わりについて預言されました。前者は紀元70年に起こったことであり、後者も必ずこれから先に起こることです。エルサレムの滅びを体験した読者は、世の終わりに起こる神の裁きの恐ろしさを、実感しつつ受け止めたことでしょう(21節)。

 その日に備えて私たちに何ができるのでしょうか。望ましいのはその日を早く予知して備えを十分にすることですが、主イエスは「その日、その時は、だれも知らない。天使たちも子も知らない。ただ、父だけがご存じである」と明言されました。そして、終末の徴(4〜14節)によく注意して「目を覚まして…用意していなさい」と言われました。「用意する」とはいつでも神に会う備えを祈りの中でするということです。

 私たちそれぞれの人生もいつか必ず終わり、死が訪れます。それが突然臨んでくることもあります。ですから、まず何よりもキリストによる神の救いを固く信じましょう。そして勤勉に各自に与えられた人生の使命に励みましょう。