2013年4月24日(水)エゼキエル10章 主の栄光に示されるさばき


わたしが見ていると、ケルビムの頭上の大空の上に、サファイアの石のようで、形は王座のように見えるものがあるではないか。…主は亜麻布をまとった者に向かって言われた。「…ケルビムの間にある燃える炭火を両手に満たし、それを都の上にまき散らせ」と。(エゼキエル10:1-2)

 1章のケルビムの幻が再び登場します。それは、コンピューターのCG画像のように鮮明に、栄光に輝く神のご臨在を映し出します(1、4節)。ここで栄光は、裁きにおける神の究極の権威を示します。すべてを焼き尽くす裁きの栄光は、都にまき散らすための炭火が亜麻布の衣を着た者の両手に盛られ、彼がそれを持って出ていくことで明らかになります。

 神の栄光は、神殿の敷居から東の門に移動し(18、19節)、やがてエルサレムから完全に離れていきます(11章23節)。これは、神の栄光がエルサレムから去ったことと、人々のおぞましい罪に対する裁き(9章)を意味します。神の栄光は、神の御心に背く者に対しては恐ろしい裁きの現れですが、悔い改める人々には愛と憐みの光として輝きます(黙5章6〜14節)。

 神はキリストにおいて私たちを「暗闇の中から驚くべき光の中へと招き入れてくださった方」(1ペト2章9節)です。私たちは恐れではなく、救われた者として感謝と喜びと希望をもって、主の栄光を待ち望みましょう!