2013年6月7日(金)2テモテ2章 労苦する農夫のように


そこで、わたしの子よ、あなたはキリスト・イエスにおける恵みによって強くなりなさい。…労苦している農夫こそ、最初に収穫の分け前にあずかるべきです。(2テモテ2:1,6)

 近くの畑には、茄子や、ねぎ、白菜などの実りがあります。近所の方が、時々、野菜を届けてくださいます。わたしは尋ねました。「どうやって野菜を作ったんですか」。「方法はいくらでもあるけど、大切なのは愛情と、忍耐だね」。

 農夫は、汗を流します。除草、苗付け、耕作。長い期間の心のこもった仕事が、よい実を育てます。ただし、確実に実を結ぶわけではありません。それでも愛を注ぎ、労苦し、忍耐する気構えが農夫になくてはなりません。

 福音に仕える者は、どこか農夫に似ています。よい実を願い、労苦をしても、結果が伴わないこと、つらいこと、不利益をこうむることがあります。それでも愛を注ぎ、労苦を忍耐するなら、きっとよい実が与えられるのです。

 十字架のイエス・キリストはよい農夫であられます。私たちのために、苦しみを耐え忍び、十字架の上で命をささげてくださったイエス・キリストが、惜しみなき愛を注いでくださいました。この方を見上げながら、福音に仕えましょう。