2013年8月12日(月)士師9章 主の言葉に聴き従う


「シケムの首長たちよ。
わたしの言うことを聞いてください。
そうすれば、神はあなたたちの言うことを
聞き入れてくださる。」(士師9:7)

 ギデオンの死後、イスラエルの人びとは、主から離れて、カナンの偶像バアルを拝み始めました。そして、ギデオンの息子アビメレクが、母親の親戚を味方につけて、兄弟たちを殺し、王に即位してしまいます。偶像を拝むことは、血のつながりや、自分たちの暮らす土地のつながりによって、考えることと深く結び付いているのです。

 ただ一人、アビメレクの手から逃れた兄弟ヨタムが、人びとにたとえ話を語って、過ちを指摘し、悔い改めるように警告しました。「わたしの言うことを聞いてください。そうすれば、神はあなたたちの言うことを聞き入れてくださる」。しかし、ヨタムのたとえ話とその解き明かしを、人びとは聞き入れませんでした。

 このとき、主がヨタムを遣わして、御言葉をお語りくださった恵みは偉大です。御言葉を聞いて、「わたしは主に罪を犯した」と告白する人を、主は憐れんでくださるからです(サム上12章)。