2013年9月4日(水)士師20章 イスラエルの内戦


イスラエルの人々は皆、そのすべての軍団と共にベテルに上って行き、主の御前に座り込んで泣いた。その日、彼らは夕方まで断食し、焼き尽くす献げ物と和解の献げ物を主の御前にささげた。イスラエルの人々は主に問うた。(士師20:26-27)

 レビ人の衝撃的な報告は、ついにイスラエル全部族の内戦につながってしまいます。ミツパで集まったイスラエルの全部族は、ギブアを撃ち殺そうと決意します。ところが、数的に圧倒的な優勢にもかかわらず、イスラエルの連合軍はベニヤミン部族に連日負けてしまいます。

 ここで、私たちはまず「兄弟愛」の大切さに気づかされます。兄弟の罪に対する裁きは神にお委ねし、代わりに愛と赦しを示すのがキリスト者の正しい姿勢です。

 また、全民族の「悔い改め」の必要性に気づかされます。イスラエルの全部族にとってベニヤミンは異邦人ではなく、血縁的かつ信仰的共同体です。ベニヤミンの人びとは神の契約の共同体です。イスラエルはベニヤミンの罪を共に痛みながら連帯意識を持つ必要がありました。

 まことのキリスト者はキリストにあって愛し合い、赦し合います。キリストが私たちにしてくださったように互いに愛し合い、赦し合おうではありませんか。