2013年9月15日(日)箴言2章 知恵を願い求めよ


あなたは主を畏れることを悟り
神を知ることに到達するであろう。(箴言2:5)

 2章前半では、主なる神が与えてくださる知恵を願い求めるなら、「あなたは主を畏れることを悟り、神を知ることに到達するであろう」と祝福が語られています。その根拠は「知恵を授けるのは主。主の口は知識と英知を与える」とあるとおりです(6節)。

 ところで2章16節以下には、陥りやすい誘惑が語られています。16節には「異邦の女」と記されています。実は、主を畏れる「知恵」も女性名詞です。つまり、ここで語られている「異邦の女」とは、主を畏れる「知恵」とは正反対のことを指しています。神の口から出る命に至る知恵を求めるか、異邦の女から出る死へと導く滑らかな言葉を求めるかの対比です。

 彼女は、「自分の神との契約を忘れた女」(17節)とも言われています。主を畏れることを忘れたとき、「命の道に帰りつくことはできない」のです(19節)。主なる神は「知恵を願い求めよ」と呼びかけておられます。

 この世は、異邦の女の誘惑で溢れています。私たちは、滑らかな言葉に宿る誘惑を見抜き、神の知恵を祈り求めて、礼拝に集います。