2013年9月24日(火)ホセア9章 神に聞き従う


わが神は彼らを退けられる。
神に聞き従わなかったからだ。
彼らは諸国にさまよう者となる。(ホセア9:17)

 主なる神は、反逆のイスラエルを最終的に退けられます。そして退けられた彼らは「諸国にさまよう者となる」のです。本来イスラエルは、さまよわなくてもよい民でした。神の力強い導きでエジプトから救い出され、神と契約を結び、律法を与えられ、そして約束の地に入ったのです。神の特別な導きのもとにおかれていました。

 しかし、彼らは迷い出てしまいました。神ではなく、アッシリアやエジプトという大国に助けを求めてさまよいました。そして、いつも安定感を欠いた生き方になってしまったのです

 なぜそうなってしまったのでしょうか。原因についてホセアは端的に「神に聞き従わなかったからだ」と語っています。神の民イスラエルが滅ぼされ、さ迷うようになった根本原因は「神に聞き従わなかったから」でした。「信じている」と言いながら神の言葉によって生きなかったために、神の民としてのすべての特権を失ったのです。

 北イスラエル王国の歩みは、私たちへの警告です。神に聞き従うか否か、それが私たちの歩みを決するのです。