2013年9月30日(月)ホセア12章 常にあなたの神を待ち望め


神のもとに立ち帰れ。
愛と正義を保ち
常にあなたの神を待ち望め。(ホセア12:7)

 イスラエルの民には、自分たちが父祖ヤコブの子孫であることを誇る傾向がありました。しかし彼らはそこに安住してはなりません。彼らには、三つの訓戒が与えられました。

 第一は、神に立ち帰ることです。悔い改めること、罪を避けることです。悔い改めの命令です。第二が、愛と正義を保つことです。偽りや欺きに生きないことです。この世の力により頼まないことです。そうではなくて、愛と正義の上に生活を形づくることです。第三が、常に神を待ち望むことです。一時ではなく、「常に」神を待ち望むことです。

 ヤコブは確かに偉大な先祖です。しかし、先祖の偉大さが子孫である民の救いの確かさを保証するのではありません。神の民は常に、自分自身が、生ける神の前に立ち帰り、神のみにより頼んで生きることが大切です。

 イスラエルは、偉大な先祖を有していることに安住せず、新たな歴史を始めなければなりませんでした。私たちも神の民として、信仰の先人に倣いつつも、自らが神の前に歴史を刻んで歩むのです。