2013年10月16日(水)出エジプト7章 主が成し遂げられる


「わたしがエジプトに対して手を伸ばし、イスラエルの人々をその中から導き出すとき、エジプト人は、わたしが主であることを知るようになる。」(出エジプト7:5)

 イスラエルの民をエジプトから導き出すためのリーダーとして選ばれたモーセ。しかし、実際にファラオの前に立ったときモーセは自分の持っている力に疑問を感じ始めます。「御覧のとおり、わたしは唇に割礼のない者です。どうしてファラオがわたしの言うことを聞き入れましょうか」(6章30節)。モーセの弱音に対して神はモーセの兄アロンを預言者として立て、彼の働きを助けると約束されます。しかし、それでも神の代理人となることができるのはモーセ自身だと神は語られます。

 私たちも信仰者として私たちに与えられる使命や責任の重さのゆえに弱音を吐きたくなることがあります。「本当に自分にそれができるのだろうか」と。しかし、私たちは、自分自身に向いている目を、もう一度神に向けるべきです。使命や責任を成し遂げさせてくださるのは神であられるからです。

 神は今日も私たちの働きを通してご自分の御業を明らかにし、この神こそ「私たちの主」であることを示してくださいます。