2013年10月28日(月)出エジプト13章 弱さを助けるために


「あなたたちは、奴隷の家、エジプトから出たこの日を記念しなさい。主が力強い御手をもって、あなたたちをそこから導き出されたからである。酵母入りのパンを食べてはならない。」(出エジプト13:3)

 イスラエルの民は神がエジプト中のすべての初子を撃ち、彼らを救ってくださったことを思い起こすために自分たちの初子の代わりとなる動物犠牲を献げることになりました。また、その際に急いでエジプトを脱出したことを思い起こすために種なしパンを作り、除酵祭を毎年行う必要がありました。それはイスラエルの民が神の救いにあずかったことをいつまでも忘れないためです。

 どんな素晴らしい体験をしても、人は必ずそれを忘れてしまうような弱い存在です。ですから神はその弱い人間を助けるためにこれらの命令を与えられたのです。

 毎週、熱心に教会に通う人は強い信仰を持っているからそうするのでしょうか。そうではありません。皆、神の恵みをすぐに忘れてしまうような自分の弱さを知っているからこそ礼拝に出席するのです。

 私たちの弱さを知っておられる神は私たちを助けるために、私たちに教会を与え、礼拝を守るようにお命じになりました。教会の礼拝を通して、神の救いにあずかっていることを、私たちが思い起こすためです。