2013年11月11日(月)出エジプト20章 主イエスの十字架に導く十戒


モーセは民に答えた。「恐れることはない。神が来られたのは、あなたたちを試すためであり、また、あなたたちの前に神を畏れる畏れをおいて、罪を犯させないようにするためである。」(出エジプト20:20)

 わたしが最初に教会に出席することになったのは、「自分の人生には何の希望もない」と悩んでいたからです。「教会に行ったら何か希望が与えられるかもしれない」という期待をもって教会の門をくぐったのです。

 ところが、教会の牧師はそのようなわたしに最初、きょうの聖書の箇所に登場する「モーセの十戒」を教え始めました。この十戒の箇条を細かく説明しながら、何が神に背く罪であるかを説明したのです。わたしはこの十戒の学びの中で徹底的な絶望に追い込まれました。自分はすべてのことがらで神に罪を犯し続けており、自分ではそれをどうすることもできないことを知ったからです。この後、わたしは牧師から初めて主イエスの十字架の意味を教えられました。そして十戒を学んでいた私は主イエスが本当にわたしの罪のために死んでくださったのだという確信に至ることができたのです。十戒は主イエスの十字架の意味を私たちに教えます。主イエスは確かにわたしの罪のために十字架にかかってくださったということを。