2013年11月15日(金) ローマ3章 キリストの十字架に示された神の愛


人は皆、罪を犯して神の栄光を受けられなくなっていますが、ただキリスト・イエスによる贖いの業を通して、神の恵みにより無償で義とされるのです。(ローマ3:23-24)

 神はすべての罪人を裁くことによって、ご自身が義なる方であることを表されます。しかし、神の御子が人となり、罪人の代表として身代わりに十字架上に死ぬことによって、人の罪が裁かれました。神の義が人の思いを超えた仕方で示されました。

 そして、人間創造の目的は、人が永遠の命に生きることですから、罪からの救いだけでなく、神は命に生きる新しい道を開かれました。それが、キリストの復活です。キリストは、全生涯にわたって神の律法を遵守し成就して、神の前に完全な義人であられました。キリストの復活は、神による、キリストの義の宣言です。復活とは、キリストによる律法の成就に対する神の祝福の報いです。

 たとえて語るなら、神の義は、十字架の贖いにより裏側から示され、復活により表側から明らかにされました。キリストは、両面から神の怒りを完全に宥め、神を満足させてくださったのです。

 これらは神の計画とその実現でした。神の絶大な恵みが、自分自身を救えない罪人を確実に救います。信仰によって神に義とされるとは、まさに神の恵みの賜物です。