2013年12月3日(火)出エジプト32章 早くも堕落してしまった


主はモーセに仰せになった。「…あなたがエジプトの国から導き上った民は堕落し、早くもわたしが命じた道からそれて、若い雄牛の鋳造を造り、それにひれ伏し、いけにえをささげて、『イスラエルよ、これこそあなたをエジプトの国から導き上った神々だ』と叫んでいる。」(出エジプト32:7-8)

 イスラエルの人々は、シナイ山で神様と契約を結び、「わたしたちは主の言葉をすべて行い、守ります」と約束しました(出24章)。しかし、その舌の根も乾かぬうちに、金の子牛という偶像を造り出し、戒めを破ります。

 「早くもわたしが命じた道からそれて」しまったと、神は嘆き怒られます。いわば、結婚式当日に浮気しているようなものです。新郎が少し席を外しただけで不安になってしまって、だれでもいいから誰かに頼りたいと、そばにいた男にしなだれかかる花嫁を想像してみてください。

 しかし私たちは、そのようなイスラエルの人々のことを馬鹿にはできません。日曜日に、確かに神から「わたしはあなたを守り抜く父であり、救い主である」と聞いたはずなのに。「わたしはあなたを信じ従います」と告白し、讃美歌を歌ったはずなのに。きょうはまだ火曜日、「神はどこにおられるのか」とオロオロしてはいませんか。その不信仰が罪なのです。他の何物でもなく、主を見上げましょう。