2013年12月24日(火)マタイ2章 真の王を喜び迎えよう


「ユダヤ人の王としてお生まれになった方は、どこにおられますか。わたしたちは東方でその方の星を見たので、拝みに来たのです。」これを聞いて、ヘロデ王は不安を抱いた。エルサレムの人々も皆、同様であった。(マタイ2:2-3)

 ユダヤ人の王が生まれたという知らせに、ヘロデ王は不安を抱きました。救い主を待ち望んでいたはずのエルサレムの人々も皆、同様であったと記されています。不安という言葉は、恐れ、脅えとも訳せます。

 ヘロデ王は、自分の立場と権力の座を脅かす新しい王の誕生を恐れました。ヘロデだけではありません。人は、自分を支配しようとする新しい王がやって来ることを恐れます。自分自身が世界と人生の王でありたいからです。

 また、エルサレムの人々は、新しい王の誕生によって残虐なヘロデが何をしでかすのかと不安になりました。これまで積み上げてきた生活が脅かされることへの恐れです。主キリストを王として受け入れないこと、これが罪です。罪は恐れを生み出し、私たちを悩まし続けます。

 真の王であられる主キリストは、世界を治め、私たちの心を王座として住まわれるためにお生まれになりました。この方を真の王としてお迎えできること、これが救いであり恵みなのです。真の王を心から喜び迎えようではありませんか。