2013年12月30日(月)マラキ2章 自分の霊に気をつけよ


わたしは離婚を憎むと
イスラエルの神、主は言われる。
離婚する人は、不法でその上着を覆っていると万軍の主は言われる。
あなたたちは自分の霊に気をつけるがよい。
あなたたちは裏切ってはならない。(マラキ2:16)

 マラキがこの預言を語った当時のユダヤでは、離婚が当たり前のように行われていました。しかし、「イスラエルの神、主」は、「わたしは離婚を憎む」(16節)と言われます。その理由は、「主があなたとあなたの若いときの妻との証人となられ」(14節)、「霊と肉を持つひとつのものを造られた」(15節)からです。

 主イエスも、夫が自分の好き嫌いだけで簡単に妻を離縁していた状況下において、「男は父母を離れて女と結ばれ、二人は一体となる」という創世記2章24節の御言葉を引用され、結婚の大切さを語られました。そして、「神が結び合わせてくださったものを、人は離してはならない」(マタ19章6節)と、夫は離縁状さえ書けばよい、といった当時の習慣に異議を唱えられました。

 神とキリストが、離婚について厳しい態度を取られるのは、結婚が神の御前における契約関係だからです。「あなたたちは、自分の霊に気をつけるがよい。」(15、16節)。結婚生活の中に表れる自分の好き勝手な思いに、気をつけましょう。