2014年1月8日(水)レビ3章 和解の献げ物


祭司はこれを祭壇で燃やして煙にする。これが燃やして主にささげる食物である。(レビ3:11)

 和解の献げ物は苦難の時の嘆願、喜びの時の感謝としてささげられました。和解の献げ物は、ささげる人が動物の頭に手を置いた後、屠られ、脂肪と一部の内臓を祭壇で焼いてささげます。

 焼いてささげる部分は最良の部分ですが、11節ではそれが「主にささげる食物」と呼ばれます。これは、ささげられた物を「食べる」という表現で、神が献げ物を受け入れてくださることを表します。それは同時にささげる人をご自身との交わりに受け入れてくださっていることを示しています。神ご自身が食卓の交わりを開き、そこに民を受け入れてくださるのです。

 和解の献げ物では、ささげた動物の定められた部分を祭司とささげた人が食べることになっています(7章)。これによって一層はっきりと神との食卓の交わりによる平和、友情、調和が示されます。

 喜びの中で感謝する時も、逆に苦難の中にあって嘆願する時も、主は私たちの祈りと献げ物を受け入れ、私たちをご自身との食卓の交わりに招き入れてくださいます。