2014年1月9日(木)ルカ6章 安息日のみわざ


そして、彼ら一同を見回して、その人に、「手を伸ばしなさい」と言われた。言われたようにすると、手は元どおりになった。(ルカ6:10)

 「手を伸ばしなさい」と主イエスがおっしゃると、この人は萎えた右手を伸ばしました。信仰をもってそうしたのです。すると、主の大いなるみわざがあらわされました。手は元どおりになったのです。

 これはたんに、右手が元のようになったということにはとどまりません。働くための手が戻ってきた。また以前のように物を作って、生活を支えることができるようになった。生きる望みがかえってきたのです。

 いや、そこにもとどまりません。この人の命と人生の根本的な回復を意味したのです。すなわち、彼は主イエスと出会ったのです。命の主を知ったのです。自分の人生になくてはならないお方、生きている時も、死ぬ時も決して揺らぐことのない唯一の慰めなるお方を知ったのです。このお方のもとで彼の魂、彼の命は、文字どおり生き返らされたのです。

 これこそ、主が安息日に力をふるい、行われるみわざです。主は私たちをも、このように生き返らせてくださったのです。